豆類は育毛食としても評価が高い|しかし注意点も地味に多い

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トップテンオブシティが発表した髪にいいとされる食べ物ランキング。

今回は6位にランク付けされた豆類に関していろいろ触れていこうと思います。

豆類というと多くの人が健康に良い食べ物、というイメージを持っていると思われます。

そのイメージ通り、豆類は多くの栄養に富んだ食物であり、
大昔から世界中で食べられてきました。

特に脚光を浴びているのは大豆です。

大豆は健康の話やらダイエットの話でもそうですし、
育毛の話題にも度々登場するおなじみの食べ物ですので
あなたも大豆の良さはいろいろ耳にしたことがあると思います。

植物性食品でありながらタンパク質が肉並みに高く、
アミノ酸スコアが最高の100と評価されていたり、
血糖値上昇作用があるとされる大豆サポニンを含み、
それでいてヘルシーとあってとても評価が高い食品です。

育毛的にはイソフラボンが含まれていることから
ホルモンバランスを整え男性ホルモンの過剰分泌を抑え、
薄毛の進行を防ぐ・ゆるやかにするなどと言われています。

あと細胞の働きに不可欠となるIGF-1というタンパク質の
前駆物質であるCGRPを増やすという性質もあり、
ますます注目されるであろう食品だと予見できます。

そして豆類といっても色々な種類があり、
トップテンオブシティのランキングの説明では黒豆やインゲン豆などもいいと触れられています。

黒豆は大豆の一種で栄養価はほぼ同じですが、
抗酸化作用があるとして有名なアントシアニンを含むので
黒豆のほうがおすすめされることもよくあると思います。

おせち料理の定番ですが最近はココアやコーヒーなど
いろいろな製品に応用されているので健康食としてかなり定着している感があります。

インゲン豆も大豆と同じく世界中で食されてる豆類で、
安くてに入るのにヘルシーで高タンパクであることから主食として用いている国もあります。

こう見ると豆類は基本的なタンパク源というイメージが強いですね。

同じタンパク質でも動物性と植物性は異質なもので、
人に適しているのは植物性と言われているので
そういう意味でも豆類はとても優れた食品といえます。

・しかし、そんな豆類でも欠点はいくつかあります

かなり良いイメージが定着している豆類ですが、
どんなものも美点があれば欠点もあるものです。

もちろん豆類も例外ではありません。

まず知っておいてほしいのは毒性物質を含んでることです。

たとえば隠元豆だと、フィトヘマグルチニン(レクチンの一種)という
嘔吐や下痢を起こす人体にとって毒性がある成分を含んでおり、
食べる場合は10分以上加熱する必要があります。

大豆もレクチンのほかプロテアーゼ・インヒビターなど
人体に有害な成分を含んでいるので生で食べることができません。

ただ身の回りの豆類はすでに調理されてるものだから
その点はあまり心配しなくてもいいのでは?と思いがちかもしれませんが、
実はそれだけでは不十分なポイントがあります。

どの豆類(穀物も含む)にもフィチン酸という成分を含んでいます。

それはミネラルと強く結びつく性質があり、
せっかく摂取したのに吸収されずに体外に出てしまう問題があります。
(特に亜鉛と強く結びつくとも言われています)

動物の場合はフィチン酸を無害化するフィターゼという酵素を
多く持っているためその問題は生じませんが、
人間はその酵素がないため食べる前に工夫が必要なのです。

健康食の代名詞となっている豆類でさえ気をつけて食べなければ逆効果になるおそれがあります

フィチン酸を無害化する最も適した方法は発酵です。

つまり味噌や納豆、テンペなどで食べるのが最も理想的というわけです。

大豆は豆類の中で最も多くフィチン酸を含む特徴があるので
発酵食品として食べることはとても重要な要素になります。

発酵は何千年も前から知られた加工法であり、
人類は経験的に豆をそのまま食べてはいけないとわかっていたはずですが、
現代は情報が錯綜して本当に重要なことが伝えられないことが多いです。

そして、炭水化物の含有量が地味に高いものも多く、
隠元豆だと約6割がそれで、血糖値を下げるポリフェノールが
含まれてるとはいえ食べ過ぎは本末転倒になる可能性があります。

大豆もタンパク質が3割も含んでいるとよく伝えられますが、
炭水化物も同じく3割ほど含まれてることはあまり伝えられません。

このように評価がとても高い豆類でさえ
問題がいくつもあるくらいなので食べ方は十分意識してほしいと思います。

体にいいからとそればかり食べるとかではなく、
適度にいろいろなものを食べるのが食生活の原則になります。

<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>

1位 卵(この記事)
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類(この記事)
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)

<参考>

⇒ランキング全体の考察記事

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