薄毛対策講座 第6回 ミノキシジルの併用
・フィナステリドだけでは力不足?
前々回の講座でAGA対策において
フィナステリドは必須となるお伝えしました。
フィナステリドはプロペシアやフィンペシアなどの
有効成分のことで薄毛を促進してしまう
DHTというホルモンの生成量を減らす働きがあります。
しかし、それは薄毛の進行を抑えるだけに留まります。
ふつうに考えると原因を断てば自然と回復するものですが
薄毛に関してはそう簡単にはいきません。
中には効果が著しく現れる方もいますが、
ほとんどの方はそれだけでは力不足なのです。
ヘアサイクルはすぐには回復しないので
いわゆる育毛を促進させる対策もほぼ必須となります。
その対策がミノキシジルです。
他にも髪にいい、育毛を促進すると謳った成分はいろいろと存在しますが、
ミノキシジルは医薬品なので最も効能が強く
世界的にも認められている薬剤なので
それが事実上の標準対策となっています。
髪の毛は細胞が分裂し角化することで形作られる器官です。
つまり薄毛とは細胞の働きが弱まっている
ということになるので奮い立たせる必要があります。
それが育毛対策というものです。
プロペシア(フィナステリド)は薄毛の進行を食い止める対策で、
ミノキシジルは髪の成長を後押しする対策になります。
さきほども述べたようにプロペシアは体質的に
効きやすい人がいるので守りだけでもかなり回復する人もいるのですが、
基本的に攻防一体の対策をした方が効率が格段にあがります。
そのためプロペシアなどのフィナステリド錠と
ミノキシジル育毛剤を併用している方はかなり多いです。
ということで健康面と金銭面に特に問題がなければ
なるべく同時に使用することをオススメします。
なぜ健康面が大事なのかと言うと、
ミノキシジルはもともと血圧の上昇を抑える薬なので
血管が広がることで血流が上がる性質があります。
すると心臓への血流量が増加するので
負担が増えてしまうなどの副作用があるのです。
そのため心臓に疾患を抱えている方は
基本的にミノキシジルの使用は推奨できません。
あと薬は肝臓に運ばれて代謝されるので
肝臓が悪い方も念のため注意したほうがいいです。
判断がつかない場合はかかりつけの医者に相談したほうがいいですね。
そしてプロペシアほど高くはないですが
金銭的負担も少しは重くなるので
懐と折り合いをつけたうえで判断していただくことになります。
なんだかリスクが高そうで怖いと思う方も
大勢いらっしゃると思いますが
正しい使い方をすれば問題が起こることは少ないですし、
なんらかの副作用が出て不安になった場合は
無理に使い続ける必要もありません。
最終的には薬に頼らないで対策するのが理想なので
薬はあくまで髪が生えるまで活用するものであるべきです。
話が少しそれましたが、全然満足できない状況にある方は
ミノキシジルの使用は基本となることを覚えておいてください。
<薄毛対策講座 記事一覧>
⇒第1回 脱毛症の種類とその対策
⇒第2回 薄毛の前兆チェック
⇒第3回 自分がAGAかどうか調べる
⇒第4回 AGAの最も基本的な対策
⇒第5回 プロペシアの入手方法
⇒第6回 ミノキシジルを併用する重要性(この記事)
⇒第7回 外用ミノキシジル育毛剤の入手法
⇒第8回 育毛剤を選ぶ基準
⇒第9回 サプリメントを活用する意味
⇒第10回 シャンプーの役割
⇒第11回 生活習慣の改善の重要性
⇒第12回 ハゲに繋がる間違った食事
⇒第13回 運動と育毛の関係と重要性
⇒第14回 睡眠不足は髪に良くないという話
⇒第15回 ストレスを緩和する重要性
⇒第16回 女性の薄毛の対処法
⇒第17回 薄毛対策講座総括「諦めない」