モロヘイヤは栄養素の宝庫!|育毛の為には是非とも食べたい野菜

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あなたはモロヘイヤという野菜をご存知でしょうか?

普及し始めたのは1980年台とかなり新しいので
日本では歴史が浅い野菜ですが、
世界的に見るとものすごく歴史が深い野菜のひとつです。

原産はエジプトなどの北アフリカで、
5000年以上前から栽培されていたそうで、
重病になった王様を治したという逸話が残っています。

それからモロヘイヤは野菜の王様という異名を持つようになり、
健康効果が注目されてきたと思われますが、
当時はなぜか王族以外は食べることを禁じられていたそうです。

ちなみにモロヘイヤとはアラビア語であり、
日本名ではシマツナソといいます。

そのモロヘイヤは栄養価がとても高いことから
日本で初めて栄養分析をした研究者が、
はじめは計測をどこかで間違ったと思ったほどだったそうです。

モロヘイヤで驚く点はβカロテンの含有量です。

100gあたり約10000μgも含まれており、
それは同じく含有量が多いことで有名なほうれん草の倍ほどもあり、
にんじん(約9000μg)をも上回る量になります。

そしてビタミンB群やビタミンC、Eなどのビタミン類、
カルシウムが他の緑黄色野菜と比べてもかなり多く含んでおり、
クロロゲン酸、ケルセチンといったポリフェノール類も豊富で
野菜の王様という異名は伊達ではありません。

モロヘイヤの原産地はとても暑い上に乾燥しているので、
そのような過酷な環境で育つくらいですから納得できる性質です。

あとモロヘイヤが便利だと思える点は旬が夏だということ。

もともと暑い地方で育つことからそういう性質があるのだと思いますが、
アブラナ科などの野菜は冬や春といった寒い時期が旬であることが多いです。

よってモロヘイヤはそれを補う役目も果たしてくれてると言えます。

モロヘイヤは野菜の王様と言われるほど栄養価が高い緑黄色野菜なので育毛体質を作る絶好の食べ物だといえる

また、ヌメリ成分であるムチンを含んでいることも大きな特長です。

ムチンは水溶性食物繊維の一種で陸上の植物からは摂取しにくい栄養素です。

食物繊維は水溶性と不溶性の2種類がありますが、
海藻類をあまり食べないでいると不溶性ばかりに偏りがちです。

ムチンは糖質の吸収量を穏やかにして血糖値の急上昇を抑えたり、
胃壁の保護作用もあって胃潰瘍などの病気予防になると言われています。

2018/09/10追記
植物のヌメリ成分にムチンは含まれず
健康効果の根拠もないことが判明。

胃の健康も重要ですが髪にとって血糖値はもっと重要といえます。

血糖値が上がりやすい食事ばかり摂っている現代人は、
常に血管をはじめ体を傷つける老化物質を貯めこんでおり、
それがコラーゲン組織を劣化させ髪の成長にも悪影響を及ぼします。

モロヘイヤのように栄養価の高い自然の食品を取り入れて
体の健康状態をリセット→増進へと向けていきましょう。

ちなみにモロヘイヤの種や莢(さや)には
毒性物質であるストロファンチジンが含まれていることが有名です。

その成分は強心作用があり摂取するとめまいや吐き気、
うっ血性心不全を起こすことがあると言われており、
それを摂取した牛3頭が死亡した事例があるほどです。

ただ一般に流通している葉っぱや茎、根、蕾(つぼみ)には
ストロファンチジンは含まれていないので神経質になることはありません。

モロヘイヤをプランターなどで育てる際はその点に注意しましょう。

あとモロヘイヤはシュウ酸が少々多い特徴があるので
ほうれん草と同様にさっと茹でて食べましょう。
(大量でなければ生でも大丈夫です)

<他の野菜に関する記事(あいうおえ順)>

⇒ アスパラガス
⇒ オクラ
⇒ 南瓜(かぼちゃ)
⇒ からし菜
⇒ クレソン
⇒ ケール
⇒ 小松菜
⇒ 紫蘇(しそ)
⇒ 春菊(しゅんぎく)
⇒ スプラウト
⇒ ツルムラサキ
⇒ チンゲン菜
⇒ トマト
⇒ なずな
⇒ ニラ
⇒ ほうれん草
⇒ 水菜
⇒ 三つ葉
⇒ モロヘイヤ(この記事)
⇒ よもぎ
⇒ ルッコラ
⇒ レタス
⇒ 野菜と育毛の関係の考察まとめ

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