シソは薄毛の一因となりうるアレルギー物質を抑制する緑黄色野菜

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独特の香りと味を有するシソ(紫蘇)の葉。

梅干しの色付けや料理の風味・臭み消しなどに使われるので
どちらかというと地味な存在かもしれませんが、
緑黄色野菜のひとつにも数えられるほど栄養価が高く、
古来から人類が食用としてきた食べ物です。

ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含みますが、
その中でも目を引くのはβカロテンの含有量の高さです。

100g中11000μgという含有量は
野菜のみならずすべての食品の中でも上位に位置するほどです。

βカロテンはビタミンAの前駆物質であり、
抗酸化力があることで有名な成分でもあります。

人間は酸素を必要としている以上必ず活性酸素の害を受けます。

現代人はさらにストレスなどで活性酸素の害を受けやすい生活を
強いられているので抗酸化成分の摂取は健康維持の基本です。

髪も細胞分裂で出来るので活性酸素は成長の妨げとなりえます。

次にシソの独特の香り成分であるペリルアルデヒドには
食欲を胃の健康を維持する作用、食中毒緩和作用があると言われています。

そして何の成分が関係しているか不明ですが、
シソのエキスにはアレルギーに関係するTNF-α(アルファ)などの物質を
抑制する働きがあることがわかっています。

TNF-αは炎症性サイトカインと呼ばれる物質のひとつで
薄毛にも関連しているのではないかと考えられています。

シソのエキスはアレルギー物質を抑制することで薄毛とも関係していると考えられる

以前、歯周病と薄毛の関係についてお伝えしました。

歯周病菌による毒素が血液中に流れ出すことで
様々な病気の温床になることは有名になってきましたが、
その毒はインスリンの効き目を悪くすることもわかってます。

インスリンは体内で唯一、血糖値を下げる作用があるホルモンで、
その状態が悪化すると糖尿病を引き起こします。

糖尿病までいかなくても、血糖値が上がる時間が増えるほど
最悪の不健康物質であるAGEsが多く生まれてしまい、
血管を傷つけ体中の組織の老化を促進します。

TNF-αはインスリンの作用を阻害することで
間接的に薄毛にも関係している可能性は大いにあります。

シソはそのTNF-αを抑制する作用があるとされることから
他の野菜とは違ったポテンシャルを秘めていると思われます。

そのような理由からシソから抽出したエキスを配合した
育毛剤が販売されたり自作する方もおられるようです。

ただ食べ物の効果はやはり経口摂取のほうがよっぽどその恩恵を
受けれるものなので味や香りが苦手でなければ直接食べることをおすすめします。

<他の野菜に関する記事(あいうおえ順)>

⇒ アスパラガス
⇒ オクラ
⇒ 南瓜(かぼちゃ)
⇒ からし菜
⇒ クレソン
⇒ ケール
⇒ 小松菜
⇒ 紫蘇(しそ)(この記事)
⇒ 春菊(しゅんぎく)
⇒ スプラウト
⇒ ツルムラサキ
⇒ チンゲン菜
⇒ トマト
⇒ なずな
⇒ ニラ
⇒ ほうれん草
⇒ 水菜
⇒ 三つ葉
⇒ モロヘイヤ
⇒ よもぎ
⇒ ルッコラ
⇒ レタス
⇒ 野菜と育毛の関係の考察まとめ

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